<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2020年10月30日

【アジア】日立建機 中国のミニショベル市場向けに土木専用機を発売

日立建機の中国現地法人・日立建機(上海)はミニショベル土木専用機 ZX60C−5A(標準バケット容量0.21m3、運転質量5.4t)を、中国市場向けに2020年10月に発売した。

日立建機の油圧ショベルは中国市場においても製品の耐久性や操作性などの品質や性能について高い評価を得ている。またミニショベルの用途は道路工事などの都市土木をはじめ、農林業、造園、畜産、解体、除雪など多岐にわたるため、あらゆる用途に対応できる製品ラインアップを揃えてきた。

昨今の中国では都市開発や農地整備などインフラの整備需要から、ミニショベルはアタッチメントを交換せずに、土木作業に使われるケースが多く見受けられる。また作業時間で業務を請け負う個人チャーター業者が増加傾向にあり、個人チャーター業者のニーズに沿ったラインアップの拡充が期待されている。

日立建機は刻々と変化する各国・地域のお客さまのニーズや経営環境に速やかに対応するため、2019年4月にマーケティング本部を設立。新興国市場を中心に中国市場をはじめとする各国・地域のニーズを収集・集約し、まず中国市場向けに新たな製品戦略を立案し、中国でミニ・油圧ショベルなどの開発、製造をする日立建機(中国)と日立建機グループのコンパクト事業を担う日立建機ティエラと共に開発を進めた。

これまで評価されてきた品質や性能を確保しつつ、主に掘削作業で使用し、コストパフォーマンスを求める個人チャーター業者のニーズに対応するため、ミニショベル土木専用機を開発し、2020年2月から50台限定で販売してテストマーケティングを行い、その結果、操作性や燃費性能に高い評価を得ることができたため、量産モデルの販売を決定した。量産モデルは農林地の整備や緑化工事、道路工事などの現場でニーズが高かった標準バケット容量のサイズアップとブレード(排土板)を標準装備とすることで、土木専用機としての使い勝手を高めた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア