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2020年10月28日

【物 流】椿本チエイン オルビス物流センターにAGVを活用した新物流システム納入


椿本チエインは流通サービスからの依頼を受け、オルビスの通販向け物流拠点「オルビス東日本流通センター」の自動化・効率化を目指し、小型AGV(※)を活用して集荷から方面別仕分けまでのプロセスを自動で行う新物流システム「T−Carry system」を開発・納入した。

オルビスと流通サービスは物流クライシスに対応するため2018年に出荷ラインの刷新を計画し、既設ラインの構想から開発、設計、施工までを手掛けた椿本チエインに「次世代物流システム」の開発依頼があったことから、システムの開発・導入に至った。

オルビスの出荷特性として1オーダー当たりの注文点数が8〜9点と多く、取り扱う商品は化粧品中心の小型商品が多いことから、小型AGVを使った独自システムを構築し、1オーダーにつき1台の小型AGVを割り当てることで、集荷から出荷までの自動化を実現した。またAI技術を活用した制御システムにより、330台の小型AGVが集荷から出荷までを最適なルートで走行・循環する仕組みとなっており、稼働中のバッテリー切れを防止する為に電池消耗状態も併せて監視し、最適な運用と止めない仕組みを構築している。

なおT−Carry systemはオルビス東日本流通センターで2020年8月25日より本格稼働しており、ポーラ・オルビスグループのDECENCIAの通販商品の出荷作業も統合し、同9月14日より出荷を開始している。

※AGV(Automatic Guided Vehicle)
無人搬送車もしくは無人搬送ロボット

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 荷主企業