<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2020年10月21日

【物 流】日本通運とソフトバンク 物流業界のDXを支援する新会社を設立


日本通運とソフトバンクは物流業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するため2020年4月2日に共同で設立した「ミートラック」において、トラック輸送を担う物流事業者向け配車支援サービスの提供を同年10月15日に開始した。

物流業界では、ドライバー不足やECの急拡大による荷量の急増といった様々な課題を抱えている。両社ではこれらの問題を、テクノロジーを活用して解決することを目指してミートラックを設立した。

ミートラックが第1弾としては、物流事業者向けのクラウド型配車支援サービスを提供する。従来、物流事業者ではトラックの割り当て作業やスケジュール管理は手書きで行うことが多く、配車業務の効率化が課題となっていた。またシステムを導入する際の導入・管理コストや運用の負担が大きくデジタル化が進みにくい状況であった。今回提供する配車支援サービスは、受注した運送業務の案件登録やトラックの割り当て、勤務計画表の作成などをウェブアプリケーション上で簡単に行うことができ、デジタルデータとして一元管理ができるようになる。ソフトバンクや日本通運の豊富な知見を活かして、運用しやすく操作性に優れたサービスを低価格で提供し、業務効率化を支援する。

また第2弾として貨物を探す物流事業者とトラックを探す荷主企業をマッチングさせるサービスを、2021年度中の提供を予定としている。将来的には第1弾のサービスで得た知見やデータを基にAIなどの先端テクノロジーを活用し、利用者のニーズや傾向に応じたより高品質なマッチングの実現を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者