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2020年09月14日

【知 識】日清食品、アサヒ飲料、日本通運 異なるパレットサイズを混載した共同輸送


日清食品、アサヒ飲料と日本通運は関東〜九州間で共同輸送を開始した。昨今、トラックドライバーの人手不足や物流における環境負荷低減が企業にとって重要な課題となる中、茨城県内に生産工場を持つ日清食品とアサヒ飲料はパレットサイズの異なる両社製品を日本通運のトラックに混載するスキームを確立した。

これまでアサヒ飲料の製品は重量貨物であることから2段積みができず、1段積みした荷台の上部には空きスペースがあった。一方、日清食品の即席麺製品は軽量貨物であることから、荷台の容積一杯に貨物を積んでも積載可能重量に余裕があった。

そこで積載率の向上を図るべく3社で協議、実証を重ねた結果、サイズが異なるために組み合わせが困難だった2種類のパレット(日清食品:T12パレット、アサヒ飲料:ビールパレット)について、製品の種類、数量の組み合わせを調整して効率的に混載するノウハウを確立した。

これにより日清食品とアサヒ飲料が個別に関東〜九州間で製品を輸送していた従来の方法に比べて、トラックの使用台数を20%削減できるほか、バラ積みしていた日清食品の即席麺製品の積載方法をパレット積みに変更することで、ドライバーの荷役作業が大幅に軽減されるなど、3社それぞれにメリットが見込まれる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識