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2020年09月11日

【流 通】5G基地局用見えない看板アンテナの開発に成功


ソフトバンク、三協立山と日本アンテナは、コンビニエンスストアなどの商業施設や駅、駐車場などに、容易に設置可能な第5世代移動通信システム(以下「5G」)の基地局用見えない看板アンテナを共同開発した。今後、多数の基地局の設置が必要となる5Gネットワーク整備に向けて見えない看板アンテナの導入を推進する。

5Gの普及にあたり、安定した高速通信を実現するために小さなサービスエリア(スモールセル)の構築が不可欠であり、その構築には多数のアンテナの設置が必要となる。通常、スモールセルの構築で使用するアンテナは、建物の屋上や壁面に設置されており、設置場所や街の景観の制約などから増設は容易でないため、以前から街の景観を損なうことのない見えないアンテナの検討が行われてきた。今回開発された見えない看板アンテナは、コンビニエンスストアなどの商業施設や駅、駐車場などでの活用が想定される。

見えない看板アンテナは、アンテナモジュールを看板に内蔵されている。また、看板は、広告としての機能を優先させるため、その設置場所や設置方向で制約を受けるが、このアンテナは5G基地局用として、電波の放射方向を柔軟かつ容易に設定できる。また通常の看板設置と同程度の工数で設置可能なため、低コストでスピーディーな基地局展開が期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通