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2020年09月08日

【知 識】薩摩川内市・室蘭工業大学・科学技術振興機構 Z型復興シャベル試作品を実証


鹿児島県薩摩川内市、室蘭工業大学と科学技術振興機構は、それぞれの技術やノウハウ等の活用を図りながら、豪雨災害等におけるZ型復興シャベル試作品の実証について、相互に連携及び協力するため協定を締結した。

薩摩川内市は、災害復興現場や土木現場等で試作品(実証用:13本)を使用し、使用感等のアンケートを実施後、室蘭工業大学と科学技術振興機構に報告する。

Z型復興シャベルは柄がZ型で、通常シャベルと比較すると約13%の作業負担軽減効果が得られた。災害時における土砂処理の作業軽減につながるシャベルの開発を行っている室蘭工業大学の吉成哲教授、科学技術振興機構などからの依頼により、科学技術振興機構とかねてよりつながりのあった薩摩川内市が復興作業や土木作業等での実証について協力することとなった。実証結果は今後のZ型復興シャベルの研究開発に活用し、実装化を目指す。

近年、異常気象による災害が各地で頻発しており、豪雨災害等の復興作業には人手による土砂の搬出が欠かせないため、土木作業用シャベルが用いられているが、用具重量や作業時の前屈姿勢等による作業負担が問題となっていた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識