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2020年09月03日

【物 流】日立製作所 再生医療等製品のバリューチェーン全体のサプライチェーン構築


日立製作所はアルフレッサや製薬企業、医療機関などの関係各所との協創を通じて、再生医療等製品に関する細胞の採取から生産、輸送、投与までのバリューチェーン全体の細胞・トレース情報を統合するプラットフォームを構築し、運用テストを経て2021年から実運用を開始し、アルフレッサがファーストユーザーの1社となる。

このプラットフォームでは厳格な品質管理と情報のトレーサビリティが必要となる再生医療等製品について、検体の個体識別と細胞の採取や生産、輸送、投与の情報トレースを行う。医療機関、製薬・物流・製造企業などバリューチェーンに関与する全てのステークホルダーが利用可能な共通サービス基盤で、サプライチェーン全体を見通した分析やシミュレーションを容易に行え、全行程を網羅したスケジューリングや受発注管理ができる。このプラットフォームを活用することで、各社は自前の管理システムが不要となり、業務・企業間のシステムの違いから発生する煩雑な管理が軽減され、データを一元管理できることから、迅速かつ安心・安全に事業を進めることが可能となる。

日立製作所は今後、このプラットフォームを医療・医薬業界向けに展開していくとともに、流通において厳格な情報管理が求められるスペシャリティへの適用拡大や海外展開を行う予定にしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 荷主企業