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2020年08月27日

【環 境】カネカ生分解性ポリマーPHBH 資生堂の化粧品容器に採用


カネカの「カネカ生分解性ポリマーPHBH」(以下PHBH)が、資生堂の製品ケース(ボディおよび蓋)に採用されることになった。2019年よりカネカと資生堂は共同して、PHBHを用いた化粧品容器の開発に取り組んでいた。資生堂のリップパレット新製品のコンセプトにある「海を大事に想う」という考え方がPHBHの特徴である海洋分解性と合致することから、今回採用された。

PHBHはカネカが開発した100%植物由来の生分解性ポリマーで、幅広い環境下で優れた生分解性を有し、海水中で生分解する認証「OK Biodegradable MARINE(※)」を取得している。2019年末に同社高砂工業所(兵庫県)において、従来の5倍にあたる年産5,000トンのプラントが竣工しており、グローバル展開している多数のブランドホルダーとストロー、カトラリー、食品容器包装材など幅広い用途で検討が進んでいる。

※ OK Biodegradable MARINE
海水中(30℃)で、生分解度が6ヵ月以内に90%以上になること。ベルギーに本部を置く、国際的な認証機関Vincotteより、2017年9月認証取得。Vincotteは2017年12月TÜV AUSTRIA Belgium NVに認証業務を引き継いだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】