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2020年08月03日

【環 境】DK−power 滋賀県長福寺分水点に菅水路用マイクロ水力発電所を設置


ダイキン工業子会社のDK−powerは、滋賀県と連携して滋賀県企業庁給水管水路を利用したマイクロ水力発電事業を実施する。

滋賀県企業庁は近江八幡市、草津市、守山市、栗東市、甲賀市、野洲市、湖南市、東近江市、日野町、竜王町の8市2町の684千人(計画給水人口)に198,800立法メートル/日(計画給水量)の水道用水を供給している。今回、DK−powerは琵琶湖を水源とする馬淵浄水場からの送水を受ける長福寺配水池の手前(長福寺分水点)でマイクロ水力発電を行う。馬淵浄水場からは瓶割山調整池に向かってポンプで送水されているが、比較的低い場所にある長福寺配水池では送水圧が残っており、マイクロ水力発電を行うことで、残されたエネルギーの有効活用を行う。

滋賀県企業庁は送水の残存エネルギーと発電所を設置するための場所を提供する。DK−powerはマイクロ水力発電設備の導入費用およびメンテナンス費用をすべて負担の上、固定価格買取制度による売電を行う。売電で得られた収益の一部は、滋賀県企業庁様に残存エネルギーおよび場所の提供に対する対価として還元する。

有効落差は42m、流量は毎時472立法メートルで約30kWの発電を行う。配水池への送水時間が16時間/日となるので、年間発電量は173MWh(一般家庭50軒分)を想定している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】