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2020年07月29日

【環 境】サカタインクス 段ボール印刷用環境配慮型インクジェットインクを開発


サカタインクスは段ボール印刷用途向けに、二酸化炭素排出量削減や化石資源の節約の観点から需要の高まる植物由来のバイオマス原材料を20−30%配合した環境配慮型UV硬化型インクジェットインク”BSR−Bioインク”を開発した。

“BSR Bioインク”は、グローバルにシェアを伸ばすBarberán S.A.社製(スペイン)のシングルパスインクジェットプリンター”Jetmaster”にも採用されている”BSRインク”のエコフレンドリーアップグレード品に位置する。

近年の段ボール印刷は、必要な時に必要な分だけ製造するオンデマンド方式のインクジェット化が進み、小ロット、多品種、短納期などの顧客からのニーズに合致した印刷方式としてグローバルに普及している。運搬用だけでなく陳列棚を兼ねたスタンディングPOPなどもグローバルに広がっており、より付加価値の高い製品が生み出されている。 

”BSR−Bioインク”は、これまで市場で実績のあるBSRインクの特長である低臭気、高耐性、高柔軟性など段ボール印刷に求められる必要性能を満たしたうえで、環境配慮に成功した。同社独自の技術である顔料のナノ分散技術により、インクジェットヘッドへの高い信頼性と高速印刷を実現し、またカラーはCMYK4色のほかオレンジ、グリーン、バイオレットをラインアップし、顧客が求める広い色域をカバーできる高彩色印刷を可能としている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】