2020年06月24日
【物 流】ＮＥＸＣＯ中日本 ダブル連結トラック用有車上スペースに予約システムを導入
ＮＥＸＣＯ中日本は、高速道路のサービスエリア（ＳＡ）・パーキングエリア（ＰＡ）などにおけるダブル連結トラック用の駐車スペースに予約システムを導入する。
ダブル連結トラックとは、１台で通常の大型トラック２台分の輸送が可能な特殊車両であり、Ｅ４東北自動車道からＥ３九州自動車道までの高速道路で運行されている。
ＮＥＸＣＯ中日本は、これまでダブル連結トラックが運行されている高速道路のＳＡ・ＰＡの駐車場に、最大車長２５ｍのダブル連結トラックに対応した駐車スペースを整備してきたが、ダブル連結トラック以外の車両が駐車してしまうなどの課題が発生している。そのため、ドライバーは運行計画で予定していたＳＡ・ＰＡで休憩ができず、輸送効率の低下や交通安全上の課題が生じている。
そこで２０２０年度より、特にダブル連結トラックの運行便数が多く、専用駐車マスが適切に利用されていない課題が明らかな東京・名古屋・大阪間のＥ１東名高速道路（東名）、Ｅ１Ａ新東名高速道路（新東名）、Ｅ１Ａ新名神高速道路（新名神）に、ダブル連結トラックを対象としたＥＴＣ２．０を活用した予約駐車システムの開発に着手し、同年度末を目標に６カ所で実証実験を順次開始する。実験ではダブル連結トラック専用駐車マスにおいて、ＥＴＣ２．０対応の路側機および電光表示板を設置して、予約車以外を感知すると表示板に退出を誘導する表示を行う。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:45| IT関連
