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2020年06月23日

【物 流】JR貨物 2020年5月輸送動向


JR貨物は2020年5月の輸送動向を発表した。

同月はコンテナ全体で1,310千トン(前年実績1,638千トン)、前年比80.0%、車扱全体では、434千トン(前年実績565千トン)、前年比76.8%となった。

扱別に見るとコンテナでは、新型コロナウイルス感染症による生産低迷の影響を受けて、紙・パルプが153千トン(前年実績216千トン) 前年比70.7%、食料工業品が225千トン(前年実績278千トン)前年比80.9%、化学工業品が114千トン(前年実績150千トン)前年比75.6%、自動車部品で37千トン(前年実績73千トン)前年比50.4%などと前年を大きく下回った。食料工業品は特に外食産業向けのビールの輸送が減となったことが影響した。

また、外食産業向けの需要減に伴い、九州からの玉葱の発送が低調に推移し、農産品・青果物が77千トン(前年実績103千トン)前年比74.7%となった。積合せ貨物は、企業間輸送の荷量が低下した影響を受けたが、消費者向けの取引等により他品目に比べると下げ幅が少なく、217千トン(前年実績226千トン)、前年比95.9%となった結果、コンテナ全体で前年比80.0%となった。

車扱では、緊急事態宣言に伴う外出自粛の影響で、ガソリンを中心とした石油の需要が大きく下回り331千トン(前年実績412千トン)前年比80.4%と車扱全体では前年比76.8%となった。

コンテナ・車扱の合計では、1,744千トン(前年実績2,203千トン)前年比79.2%となった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者