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2020年06月15日

【知 識】アース製薬・エースネット・dotAqua 3社間包括業務提携


アース製薬、エースネットとdotAquaは3社間における包括業務提携を締結する。

エースネットは独自開発の革新的酸化剤要時生成型二酸化塩素水溶液(※1)(MA−T)(※2)を生活者のQOL向上・未病分野への応用・感染制御・医薬品分野などを展開している。また、大阪大学発ベンチャーであるdotAquaはMA−Tを各領域で横断的に研究・技術開発、それに関わる若手人材の育成を推進している。

MA−Tの更なる価値向上と認知拡大のために3社はそれぞれの得意分野や経営資源利用による発展的な協業を推進することを目的として協議を重ね、包括業務提携契約を締結する。

MA−Tはエースネットが17年の歳月をかけて開発した除菌・消臭剤のシステムで、現在ANA、JALなど日本のほぼ全ての航空機で採用され、多くのホテルでも利用されている。2015年には大阪大学の研究によって、その作用機序が反応すべき菌やウイルスが存在する時にのみ、必要な量だけ二酸化塩素の活性成分を水の中でのみ生成する「要時生成型二酸化塩素水溶液」であることが化学的に解き明かされた。また最近の研究成果で新型コロナウイルスに対しての効果も明らかとなり、医療現場における二次感染予防のほか、マスクや防御服を消毒して使用可能な状態にする液剤として役立つことが期待されており、如何に効果的に普及させるかが大きな社会的課題となっている。

包括業務提携ではこうした背景の中、アース製薬グループの幅広い業態で提供する高品質な製品・サービスとエースネットが保有し培ってきたMA−Tテクノロジーと、そして圧倒的な研究開発ネットワークを有し、産学連携やオープンイノベーションを支援するdotAquaの3社が、各社の強みを生かし連携することで、MA−Tの更なる価値向上・認知拡大を図り、次世代の除菌・消臭ソリューションを推進するとともに、感染症ケアにも貢献する。


※1 要時生成型二酸化塩素水溶液
反応する相手が存在する時にのみ、必要な量だけ水の中でのみ二酸化塩素の活性成分を生成するシステム

※2 MA−T(Matching−Trade)
要時生成型二酸化塩素水溶液を表す名称

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識