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2020年05月28日

【物 流】ANAHDとエアロネクスト 物流ドローンの共同開発で提携

 

ANAホールディングス(以下 ANAHD)は、「空の産業革命に向けたロードマップ2019」で示されている2022(令和4)年度の「空の産業革命 レベル4(※1)」(陸上輸送が困難な地域における生活物資や医薬品の配送や都市を含む地域における荷物配送)の実現の為の物流ドローン開発に向け、エアロネクストと業務提携した。

ANAHDは航空機の安全運航に関する知見を活かし、ドローンオペレーターとして、福岡市や五島市にて無人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル3)による実証実験を行うなど、これまでドローン物流サービスの事業化に向けた検証を継続して実施してきた。 一方で、エアロネクストは「ドローン前提社会の実現」と「新しい空域の経済化」を目指し、物流用途のドローン開発に力を入れ、4D GRAVITY(※2)技術を搭載した物流用ドローン機体“Next DELIERY”(※3)の開発を進めてきた。

今後、ANAHDは主要な用途や基本的な機体性能、また機体整備や運行管理にあたって必要な機能などについて、オペレーターとしての視点からの知見を提供、また、エアロネクストは4D GRAVITY技術を提供し、共同開発を行っていく。開発された物流ドローンは、2020(令和2)年度内の実証実験、2022(令和4)年の「空の産業革命 レベル4」解禁に向けて量産化を目指す。

※1 空の産業革命 レベル4 2019(令和元)年6月に発表された小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会による「空の産業革命に向けたロードマップ2019」で明記されている、2022(令和4)年度を目標とした「有人地帯での補助者なし目視外飛行」の実現フェーズ

※2 4D GRAVITY 機体重心を最適化することで、飛行中の姿勢、状態、動作によらずモーターの回転数を均一化して、安定性・効率性・機動性といった産業用ドローンの基本性能を向上させる構造設計技術

※3 Next DELIERY 物流用途に特化した、飛行性能、応答西濃、着陸性能に優れた4D GRAVITY搭載ドローン

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者