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2020年05月19日

【物 流】ZMP 倉庫・工場内での感染対策として物流支援ロボットの機能を拡充


ZMPは新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、同社の物流支援ロボット「CarriRo」や無人フォークリフト「CarriRo Fork」の無人化・遠隔化機能を拡充させる。

現在、新型コロナウイルスの感染拡大に関係して巣ごもり消費が増大し、食品や日用雑貨類を中心に物流が急増している。倉庫や工場内での物流を止めないためには、作業員への感染拡大を防止する必要があり、通常よりも少ない人数で運用するといった三密対策が進められているが、それに伴う業務負荷の増大や感染リスクによる心的なストレスなどが課題となっている。そこでZMPは物流における急激な業務環境の変化に対応するために、「CarriRo」や「CarriRo Fork」などの物流ソリューションに対して、機器間の連携制御やクラウドAIによる完全制御・遠隔監視により、無人化、遠隔化機能を拡充することとした。

パレットの無人搬送ソリューションでは、CarriRo AD+(パレット積載タイプ)が自動でパレット台車に潜り込み、目的地への自動搬送・到着時の切り離しをシームレスに実現でき、CarriRo Forkと走行情報を受け渡すことによって、無人で搬送したパレットを棚に格納したり、棚からパレット台車に対して積載することが可能となる。
また、arriRo ADやCarriRo AD+(台車タイプ)では、カゴ台車やスリムカートを牽引して搬送し、目的地へ到着後に自動で牽引を切り離すための専用アタッチメントを提供する。この機能を活用することにより、目的地が無人であってもCarriRoRの稼働を止めずに搬送を行うことが可能となる。

遠隔操作機能としては、クラウドサービスROBO−HI(ロボハイ)による複数台同時・遠隔操作機能を拡充する。ROBO−HIは無線環境化において、複数台のCarriRoを同時に監視・制御することが可能なクラウドサービスである。これにより、倉庫や工場内での搬送作業を、人手を介さずに行うだけでなく、タブレット等を用いてCarriRoを操作することができる。

これらの機能により、現場の作業員の人数を減らすだけでなく、人手での復旧が必要な場合であっても遠隔で機器を操作することにより、倉庫や工場内での感染リスクを低減させることが可能となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連