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2020年05月15日

【環 境】福島県の建設現場で再生可能エネルギーの地産地消実証実験を実施


佐藤工業、戸田建設と村田製作所は、福島県における再生可能エネルギーの導入促進のための支援事業補助金を活用し、3社共同で建設現場における再エネ活用と移設容易な創蓄システムの実証研究を実施している。

補助金事業は最長2年間の実証研究であり、初年度は2019年10月に採択を受け、2020年2月に完了した。現在は2020年度に継続事業として採択を受け、今後1年間かけてビジネススキームの構築を目指し実証実験を進める。この実証実験を通じて、建設現場における蓄電池システムを活用したCO2排出量の削減を検証する。

この実証実験では、福島県で事業を行う佐藤工業・戸田建設の建設現場に、戸田建設の太陽光発電システムの設置ノウハウを活用し、村田製作所の高い安全性を有した“FORTELION”(福島県郡山市の東北村田製作所で生産)を搭載した「All−in−One蓄電池システム」を設置することで、建設現場での再生可能エネルギー利用の有効性を検証している。さらに、専用のソフトウェアを開発することで長い河川、道路や山間部などの点在する施工現場で蓄えたエネルギーを一括管理するシステムも合わせて検証している。

実証実験は2019年10月より以下の3箇所で順次実施し、使用した電力の内再生可能エネルギーの占める割合が最大で55%(※)であったことを確認し、建設現場での再生可能エネルギー利用の有効性を実証することができた。

※  月あたりに太陽光発電システムで発電した電力の全てを、各設置場所で消費した数値

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】