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2020年05月12日

【環 境】住友商事 ブラジル沖Marlim鉱区向けFPSO保有・傭船事業に参画


住友商事はマレーシアの海洋サービス事業者であるYinson Holdings(以下:インソン社)との間で、ブラジル沖Marlim(マーリム)鉱区向けFPSO(※)の保有・傭船事業への出資参画に関する契約を締結した。住友商事は契約の発効後、事業会社の株式25パーセントを取得し、事業に参画する。

住友商事が今回参画するFPSOは、ブラジル沖約150キロメートルのカンポス盆地に位置するMarlim鉱区において、ブラジルのペトロブラス社が行う油ガス田の再開発事業に利用される予定で、住友商事とインソン社が共同出資するFPSO保有・傭船会社と操業保守会社が、ペトロブラス社との間で傭船契約および操業・保守契約を締結し、2023年初頭の石油・ガス生産開始を目指すとともに、設備の完工後25年間にわたり運営に携わる。

今回の事業は、住友商事にとって2018年に参画したガーナ沖での油ガス田向けFPSO事業に続く2件目のFPSO事業であり、建造段階から取り組む初めての案件となる。初期段階から事業に参入し、運営・オペレーションにまで携わることで、FPSO事業運営に関する知見やノウハウの獲得を目指す。

FPSOは今後、大水深での石油・ガス生産設備として需要拡大が見込まれており、特にブラジルは、世界の需要の約3割を占めるFPSO事業の中心地である。

※ FPSO
(Floating Production,Storage and Offloading)
浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備。洋上で石油やガスを生産し、タンクに貯蔵した上で、直接タンカーへの積み出しを行う設備

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】