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2020年04月27日

【流 通】東京海上日動火災保険 パッケージ型の運送保険「商品総合補償運送保険」販売


東京海上日動火災保険は、企業の商品・製品に関する国内の物流リスクを包括的に補償するパッケージ型の運送保険「商品総合補償運送保険」を販売した。また全国の地方銀行が運営する法人会員制度向けに、運送保険の団体保険制度を創設した。

商品総合補償運送保険は中小企業の商品・製品について、原材料受け入れから加工・保管・輸送の間や、販売先に納入するまでの間に、風水災をはじめ火災や衝突事故等により発生した損害を一つの証券で包括的に補償する。従来の運送保険では取り扱う貨物の詳細や物流の流れ、保管場所など多くの情報を申告した上で見積りしていたが、商品総合補償運送保険は売上高の申告だけで見積りが可能になった。

近年、地震や台風、豪雨などの自然災害が頻発し、全国各地に多大なる被害が発生している。中小企業も例外ではなく、豪雨災害として初めての激甚災害に認定された平成30年7月豪雨(西日本豪雨)による中小企業の被害額は、自治体から直接被害として報告があったものだけで、4,738億円にも達するとされている。

こうした実態を踏まえ、経済産業省(中小企業庁)は、2019年7月に中小企業の事業継続力と災害対応力を高めるため、「中小企業の事業活動の継続に資するための中小企業等経営強化法等の一部を改正する法律(中小企業強靱化法)」を施行した。同法は事業継続力強化に対する支援として、中小企業を取り巻く関係者に、積極的な協力が期待されている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通