2020年04月06日
【環 境】三菱商事 シンガポールの持続可能な水素経済実現に向け覚書締結
三菱商事はシンガポールの民間５社（Ｃｉｔｙ Ｇａｓ社， Ｊｕｒｏｎｇ Ｐｏｒｔ社， ＰＳＡ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ Ｌｉｍｉｔｅｄ社， Ｓｅｍｂｃｏｒｐ Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓ 社， Ｓｉｎｇａｐｏｒｅ ＬＮＧ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ社）および千代田化工建設（以下、「千代田化工」）と、シンガポール政府関係者の同席の下、シンガポール共和国の持続可能な水素経済の実現に向けた相互協力について覚書を締結した。
シンガポール政府は長期低排出発展戦略（Ｌｏｎｇ−Ｔｅｒｍ Ｌｏｗ−Ｅｍｉｓｓｉｏｎｓ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｓｔｒａｔｅｇｙ）を２０２０年に発表し、２０５０年までに国内ＣＯ２排出量を２０３０年の半分（年間３，３００万トン）に削減し、２１世紀後半のできるだけ早い時期に「ＣＯ２排出量実質ゼロ」を達成することを目標としている。シンガポール政府はこの目標実現において、水素および低炭素技術の導入を重要な取り組みの一つと位置付けており、導入を推進することで、環境性、経済性、信頼性、持続可能性のバランスが取れた優れたエネルギーシステムへの転換を目指している。
この取り組みを推進する上で、千代田化工の水素貯蔵・輸送技術（スペラ水素）は、重要な役割を果たすことが期待されており、この技術の導入および関連する事業機会に高い関心を持った上記企業間で、協議を重ねてきた。
今回、覚書を締結により、７社はシンガポールの長期ＣＯ２排出量削減に向け、また競争力のある持続可能な未来に向け、水素の輸入および利用を進める事業の実現に向け、技術および商務面の評価・検討を協力して進める。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】
