<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2020年03月31日

【環 境】Amazon  30都道府県で「置き配」を初期設定


Amazonは30都道府県を対象に、注文時の配送オプションである「置き配指定サービス」を配送方法の初期設定として提供を開始した。

2019年11月から12月の1ヶ月間、岐阜県多治見市で置き配指定を標準とした配送の実証実験を実施したところ、約70%の利用者が置き配指定で商品を受け取り、通常時の約50%の再配達減に繋がった。この結果を受け、2020年1月より東京都、大阪府、愛知県、北海道の一部地域で同様の実証実験を実施し、多様なライフスタイルの利用者に合わせた置き配指定サービス標準化の有効性を検証したところ、約50%の再配達減に繋がったため、対象エリアを大幅に拡大して「置き配指定サービス」を標準搭載することとなった。

利用者が配送方法を変更しない限り、在宅・不在関係なく玄関に荷物を届ける。利用者の再配達による煩わしさを解消し、配送するドライバーの負担軽減や、二酸化炭素の排出削減による環境負荷の軽減にも役立つと期待される。また、玄関での対応が不要な為、在宅していても手が離せない場合や、不在にしていることが多い利用者など現代の多様なライフスタイルに対応が可能と考えられる。

置き配場所の選択肢としては、「玄関」を初期設定とし、「宅配ボックス」、「ガスメーターボックス」、「自転車のかご」、「車庫」、「建物内受付/管理人」のいずれかを選択可能だが、配送担当者が指定の配達場所に入れない、特定・使用ができない、安全でない場合などは置き配指定サービスを利用できない可能性もある。置き配完了後、ドライバーが専用タブレットで配達した場所の写真を撮り、利用者は配達完了メールまたはAmazonの配達状況確認ページから確認が出来る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 荷主企業