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2020年03月31日

【環 境】トヨタと日野 燃料電池大型トラックを共同開発


トヨタ自動車と日野自動車は燃料電池大型トラックを共同開発し、今後、走行実証などを通じて実用化に向けた取り組みを進めることを発表した。

両社はともに地球環境問題を重要な経営課題の一つとして位置付け、積極的に取り組んでいる。2050年までに走行中CO2排出量の大幅削減を掲げ、電動車の技術開発と普及促進に尽力している。今後、さらなるCO2排出量の削減を実現するためには、国内商用車全体のCO2排出量の約6割を占める大型トラックの環境性能の大幅な向上が必須とされている。

商用車の電動化には事業に使う車輌としての実用性が求められるため、走行距離や積載物、稼働シーンなどに応じて適材適所で最適なパワートレインを採用していくことが重要になる。幹線輸送に使われる大型トラックには、十分な航続距離と積載量、短時間での燃料補給が求められるため、エネルギー密度の高い水素を燃料とする燃料電池車が有効であると考えられている。

両社が共同開発するトラックは、航続距離600kmを目標とし、環境性能と商用車としての実現性を高次元で両立することを目指す。両社は水素を将来の有力なエネルギーと位置付けており、15年以上にわたり、燃料電池商用車の技術開発および普及開発に努めてきた。今後はより関係を強固にし、水素社会の実現にむけて取組みを加速させる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】