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2020年03月13日

【アジア】アズビル 日本とインドネシアのJCM実証事業でCO2排出削減に貢献

アズビルは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が2013年度からインドネシア政府と実施している二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism、JCM ※)の3つの実証事業の一つに参加し、独自の最適化制御技術を用いて、10カ月で約3万5000tのCO2の排出量を削減した。

アズビルが参画したのは、インドネシア国内最大規模の石油・ガス関連企業であるプルタミナ社チラチャップ製油所の動力プラントの運用改善の実証事業(2017年システム導入、2018年CO2削減量モニタリング)で、同社の制御高度化ソリューションSORTiAを既設制御システムに接続し、オペレータに代わって設定値を指示して複数の設備を「連携制御」することで、大きな運用改善効果をもたらした。また省CO2とともに、動力プラントの省エネルギーについても約4%(重油換算で約3億円)の削減効果を同時に達成した。

SORTiAは製品製造などのプロセスプラントの省エネルギーや収益最大化のために開発、普及した技術だが、近年は環境負荷低減への関心の高まりにより、今回の事例のように動力プラント(ボイラー、タービンプラント)への適用も増えている。

※ 二国間クレジット制度
JCM:Joint Crediting Mechanism
JCMパートナー国と協力して温室効果ガスの排出削減に取り組み、削減の成果を両国で分け合う制度。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア