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2020年02月28日

【環 境】日本通運が5Gを活用したスマート物流の実証実験を実施


Wireless City Planning(以下「WCP」)と日本通運は、シャープ、ソフトバンクと協力し、総務省の「多数の端末からの同時接続要求を処理可能とする第5世代移動通信システムの技術的条件等に関する調査検討の請負」において、第5世代移動通信システム(以下「5G」)およびIoT機器向けのLTE規格であるCat. M1(カテゴリーエムワン)などを活用して、物流の効率化によるスマート物流の実現に向けた実証実験を、東京都練馬区の江古田流通センターと奈良県大和郡山市の奈良ロジスティクスセンターで、令和2(2020)年1月下旬から同年2月下旬まで実施された。

物流業界の大きな課題であるトラックドライバーの不足や働き方改革などに対応するため、効率的な集荷システムの構築が望まれている。また、MaaS(Mobility as a Service)の発展とともに、貨客混載や共同輸送などさまざまな輸送方法が提案されており、積載データの可視化のニーズが増えている。

このような課題やニーズに対して、WCPと日本通運は、ソフトバンクが開発した「おでかけ5G」(高い通信品質のサービスを局地的に提供できる可搬型5G設備)のネットワークを活用して、LiDAR(レーザースキャナー ※)によるトラックの積載状況の可視化や加速度センサーなどによる荷室への積み込みを判定する実証実験を行った。また、Cat. M1などを活用して、荷物の温度状態および積載重量を確認する実証実験も行った。

※ レーザー照射に対する散乱光を測定し、対象物までの距離や物体の構造を確認できる光学リモートセンシング技術の一つ

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 物流効率化による環境負荷低減【内容】