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2020年03月02日

【アジア】三菱ガス化学 台湾子会社が工業用過酸化水素製造設備の建設を決定

三菱ガス化学は半導体の製造工程で使用される超純過酸化水素(以下 超純過水)事業の更なる伸長を目指し、台湾子会社で工業用過酸化水素(以下、工薬過水)製造設備の建設を決定した。

超純過水は主に半導体のウエハやデバイスの製造工程で、洗浄・エッチング・研磨剤として使用される。今後、5G、IoT、クラウド、AI等の進展による用途拡大により、半導体需要は長期的に伸長していくものと予想される中、半導体の微細化に伴い、より高品質で大量の超純過水需要が高まっている。

三菱ガス化学グループは、国内3拠点(四日市、山北、佐賀)、海外7拠点(韓国:2工場、米国:3工場、シンガポール、台湾)に超純過水製造設備を構え、世界最高レベルの品質とそれを保証する分析・品質保証体制を有し、多くの顧客と取引を拡大してきた。また超純過水に加え、半導体製造工程において使用される各種電子工業用機能性薬液も事業展開しており、いずれも高い支持を受けている。

台湾ではファウンドリー(受託生産会社)において世界最先端の技術を採用した巨大半導体工場建設が相次ぎ、今後も大型の投資が予定されており、高品質な超純過水の需要が急増している。これらの需要に応え、供給安定性・高品質・コスト競争力を伴った超純過水の製造販売を実現し事業拡大を推進するため、今回建設する工薬過水製造設備から稼働中の超純過水設備へ、原料となる工薬過水(以下、原料過水)を供給することで、原料過水から超純過水までの現地一貫生産体制を実現する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア