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2020年02月18日

【物 流】2019年10月〜12月期 トラック運送業界の景況感(速報)


全日本トラック協会は2019年10月〜12月期 トラック運送業界の景況感(速報)を発表した。

業況判断指数は、中国経済を中心とした世界経済の減速や消費税増税による消費落ち込みを受け、2013年3月調査以来の低水準となった。

同期のトラック運送業の景況感は、運賃・料金の水準はプラス圏を維持したが、消費税増税による駆け込み需要の反動減等の影響により、業界の景況感は前回から▲25.0ポイント悪化し▲52.3となった。

今後は、世界経済の動向、中東情勢による燃料価格の上昇圧力、消費税増税による輸送量減少、新型コロナウイルス蔓延による経済活動への悪影響など不透明な経営環境が続くことから、業界の景況感は、今回より▲9.1ポイント悪化し、▲61.4となる見込み。その他の項目は以下の通り。


@ 実働率等
・実働率:▲28.7(前回▲6.4)
・実車率:▲28.4(前回▲5.3)
・採用状況:▲7.5(前回▲3.2)
・雇用状況:81.8(前回85.0)
・所定外労働時間:▲30.6(前回▲19.4)
・貨物の再委託:▲14.1(前回▲1.3)
・経常損益:▲36.2(前回▲11.0)

A 一般貨物
・輸送数量:▲41.6(前回▲9.3)
・売上高:▲36.0(前回▲3.4)
・営業利益▲38.9(前回▲10.5)

B 宅配貨物
・輸送数量:▲44.7(前回▲43.6)
・売上高:▲39.5(前回▲38.5)
・営業利益▲31.6(前回▲38.5)

C 宅配以外の特積貨物
・輸送数量:▲88.3(前回▲31.9)
・売上高:▲63.3(前回▲11.6)
・営業利益▲73.3(前回▲7.2)

D 規模別
・大規模事業者:▲57.0(前回▲20.2)
・中規模事業者:▲54.4(前回▲33.7)
・小規模事業者:▲46.7(前回▲22.4)

E 品目別
・消費関連貨物:▲46.1(前回▲21.1)
・建設関連貨物:▲43.4(前回▲14.8)
・機械関連貨物:▲59.0(前回▲24.3)
・その他貨物:▲53.6(前回▲42.1)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連