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2020年01月23日

【環 境】アサヒ飲料 持続可能な容器包装実現に向けた取組み強化


アサヒ飲料は、プラスチック資源循環や海洋プラスチック問題などの環境課題に対して、令和元(2019)年に制定した「容器包装2030」をもとに、資源循環や環境負荷低減に対する取り組みを強化する。

アサヒ飲料は平成30年(2018)年から商品にラベルをつけないラベルレス商品を展開している。ラベルレス商品とは、PETボトルを包むフィルム状のラベルをなくしたケース販売専用商品である。通常、ラベルに記載している原材料名などの法定表示は外装段ボールに記載し、個々の商品への記載が必要なリサイクルマークはPETボトルへ貼付したタックシールやキャップに記載している。これにより、ラベルに使用する樹脂量を約90%削減する。

ラベルレス商品は多くの消費者から支持され、2019年の年間販売目標の100万箱を達成し、G20大阪サミットの開催に合わせた政府広報展示品にも「海洋プラスチックごみ問題とイノベーション」の部門にも出品された。現在、経済産業省において資源有効利用促進法に基づく識別表示に関する制度変更も検討されている。

今後、ラベルレス商品については、タックシールを外すことが可能となれば、制度変更に対応した商品を展開できるように検討を進めているとしている。

参考:「容器包装2030」
持続可能な容器包装の実現に向けて令和11(2030)年までに以下の3つの目標を定め、その3つの目標に基づき「容器包装」における活動に取り組んでいる。

【リサイクルPET、環境配慮素材】
2030年までに、プラスチック製容器包装(PETボトル、ラベル、キャップ、プラスチックボトル)の全重量の60%にリサイクルPET、植物由来の環境配慮素材などを使用することを目指す。
【リデュース】
ラベルレスボトルを拡大するなどプラスチック製容器包装の重量削減を目指す。
【環境に配慮した新容器開発】
プラスチック以外の容器や、新しい環境配慮素材の研究開発を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み【機関】