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2020年01月09日

【物 流】トヨタ 東海地域で「引き取り物流」実施、全体最適を追求した輸送体制構築


トヨタ自動車はトラックドライバー減少への対応とドライバーの作業負担の軽減および環境負荷の低減を目的に、部品仕入先・輸送会社と連携し、従来の部品仕入先手配による「お届け物流」から自社手配による「引き取り物流」に変更することを、2020年9月から東海地域にて開始する。

同社は2016年より九州地域で、2018年からは東北地域において、先行して「引き取り物流」を部分的に実施しており、積載率の向上などにより従来に比べ約12%の輸送の効率化、および約6%のCO2排出量の削減を実現した。

今回、着手する東海地域では、九州・東北地域で実績のある取り組みをさらに大規模に実施する計画となっている。一連の取り組みを、東海地域へ展開することに加え、九州・東北地域でも対象を更に拡大することで、従来に比べ約8%の輸送の効率化および約8%のCO2排出量の削減の改善効果が期待される。


■具体的な取り組み例

・荷物積み降ろし場を整備し、荷役作業時のドライバーの負担を低減し安全性を向上
・複数の部品メーカーを1台のトラックが集配する「ミルクラン」方式の導入により、積載率を向上し、総走行距離を削減
・輸送計画立案・オペレーションを自社で行うことで、全体最適な輸送体制を構築。
・輸送現場からの要望や困り事を吸い上げ、継続的な改善およびホワイト物流を実現

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 07:45| 荷主企業