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2020年01月09日

【知 識】メルティンMMIと三井住友海上 「アバターロボット保険」開発で協業開始


メルティンMMIと三井住友海上火災保険(以下 三井住友海上)はアバターロボット(※1)と保険を組み合わせた「アバターロボット保険」の開発に関する協業取組を開始する。2020年にメルティンMMIが実施予定の実証実験に三井住友海上が参画し、アバターロボットを活用した実証実験中のリスクに対する保険を提供する。

メルティンMMIは生体信号処理技術とロボット技術を組み合わせた独自技術を用いてサイボーグ技術の研究・開発を行うベンチャー企業です。サイボーグ技術によって身体による限界を突破することで、人間の持つ創造性を100%発揮させることをビジョンとして掲げており、2018年3月にアバターロボットのコンセプトモデルである「MELTANT−α」(※2)を発表している。実証実験で得た情報をもとに、量産時における「アバターロボット保険」を開発し、アバターロボットの普及を後押しすることで、危険作業の代替や業務効率化・負担の軽減等を目指す。

協業を通じてメルティンMMIは実証実験に関連したリスクを洗い出し、アバターロボットの安心・安全な開発・普及を推進する。三井住友海上は世界でも革新的な技術であるアバターロボットの導入・普及に対応する体制強化を図り、アバターロボットに関する情報収集および分析を行い、保険商品・サービスの企画・開発を行う。

※1 アバターロボット
自身の分身として動く遠隔操作ロボット。人の動きをリアルタイムに反映するだけでなく、アバターロボットの感触等をユーザーにフィードバックするハプティクス(触覚技術)を搭載している。

※2 「MELTANT−α」の基本性能
・操作環境:遠隔操作が可能
(ボストン〜ドバイ間(約18,900km)での操作を実証実験済み)
・リアルタイム性:超低遅延を実現
(制御側とアバターロボット側の動作遅延はほぼなく動作の再現が可能)
・耐久性:高い耐故障性とフェイルセーフ機能を搭載
・操作性:ハプティクス(触覚技術)を搭載
(力覚を操作者へフィードバックする事で繊細な力加減の調整が可能)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 07:35| 知識