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2020年01月07日

【流 通】東京都市大学 水害リスク低減に貢献する民有地を診断するツールを開発


東京都市大学の横田樹広准教授は、豪雨時に内水氾濫(※)が心配される都市部で緑地や植栽(公園、街路樹や庭、外構など)が果たす雨水貯留・浸透効果を診断・情報化し、アプリを用いて、住民が庭づくりやその管理などを通じて内水氾濫の防止に貢献できる配慮を得点化する診断ツールを開発した。

近年の集中豪雨増加に伴い、雨水の流出抑制と下水道の負荷軽減を対象とする「流域対策」の重要性が指摘され、流域内の緑地や植栽を活用して雨水を貯留・浸透させたり、自然に戻したり、ゆっくり流したりする「グリーン・インフラ」(Green Infrastructure GI)の導入が注目されている。

今回開発したツールは人工衛星から得られる緑の分布と地形データを用いて緑地の立地を分類したうえで、アプリを用いて、緑地の機能を「遮断、浸透・貯留、流出、集水、溢水」の観点から現地において調査し簡易診断する。今後はツールの一般化と民有地への提案における活用を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通