<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年12月20日

【アジア】共同印刷 インドネシア現地法人のカラワン工場が竣工

共同印刷のインドネシア現地法人 PT. Arisu Graphic Prima(以下 アリス社)で建設を進めていたカラワン工場が2019年12月10日に竣工した。

共同印刷グループのチューブ事業は歯磨き向けを中心に順調に拡大している。近年は化粧品向けチューブの拡販にも注力し、国内はもちろん、個人消費の伸長に伴い高品質チューブ容器の需要増が見込まれる東南アジア市場の深耕に取り組んでいる。

その一環として、2019年4月にインドネシアでラミネートチューブの製造を中心とした事業を展開するアリス社の新工場(カラワン工場)が竣工した。新工場が位置するカラワン県カラワン工業団地は、日系および欧米系の化粧品・医薬品・食品メーカーが拠点を置くジャカルタ近郊にあり、物流面でも適している。

新工場では主に化粧品・医薬品向けの高品質ラミネートチューブを製造する。製造環境は日本と同等のクラス10万〜30万(※)のクリーンルーム仕様とし、品質管理も日本と同水準で徹底して行う。環境面・品質面で最新鋭のラミネートチューブ製造工場という優位性を生かし、日系、欧米系、そしてインドネシアの化粧品メーカーはもちろん、医薬品や食品メーカーからの受注拡大をめざす。

共同印刷は東アジア地域の営業活動拠点である共印商貿(上海)、ベトナムにおけるラミネートチューブの製造拠点KYODO PRINTING(VIETNAM)と連携して、東アジア・ASEAN地域におけるネットワークのさらなる強化をめざす。なお、新工場は、2020年1月からの稼働開始を予定している。

※1フィート立方中(28.8リットル)にある0.5ミクロン以上の微粒子の数で表す清浄度の指標。数字が小さいほどゴミのない空間であることを示す。(例:クラス10万…1フィート立方中にある0.5ミクロン以上の微粒子が10万個以下)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア