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2019年12月16日

【流 通】セイコーエプソン グリーンボンド発行に向けたフレームワーク策定


セイコーエプソンは持続可能な社会の実現に向けた適格な10プロジェクトを選定し、そのプロジェクトに要する資金をグリーンボンド(※)で調達するため、グリーンボンド・フレームワークを策定した。

このフレームワークは、セイコーエプソンが2025年に向けた長期ビジョン「Epson 25」の実現を果すために同社のDNAとも言える「省・小・精の技術」を基盤に、人々がもっと豊かで幸せを感じられる持続的な社会を作り上げることを目指して策定された。持続的な社会の実現は、国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の達成と目的を同じくしており、エプソンはこの目的達成に向け、「産業構造の革新」と「循環型経済の牽引」を重要テーマとして捉え、インクジェットを始めとして各事業領域でイノベーションを起こすことを企図している。

同時に「環境ビジョン 2050」に掲げている通り、同社は環境性能の高い商品の充実と市場への浸透を図ること、また環境に配慮した研究・生産設備を採用することで、エネルギー効率の向上や資源の有効利用などによる持続可能な社会を実現する一員として重要な役割を果たすことができると考えている。

フレームワーク策定に当たって、国際資本市場協会(ICMA:International Capital Market Association)が定めるグリーンボンド原則に則り、また、その適合性を担保するため、第三者機関であるSustainalytics(サステイナリティクス)社から「セカンドパーティー・オピニオン」を取得した。

加えて、格付投資情報センター(R&I)による「R&I グリーンボンドアセスメント」において、最上位評価である「GA1」の予備評価を取得している。同グリーンボンドに係る第三者評価の取得については、環境省のグリーンボンド発行推進体制整備支援事業の補助金交付対象となっており、今回のフレームワーク策定はみずほ証券よりアドバイスを受けている。

※ グリーンボンド
環境分野への取り組みに特化した資金を調達するために発行される債券

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通