<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年12月05日

【環 境】川崎汽船 LNGを燃料とする次世代型環境対応自動車船を建造

川崎汽船は2018年12月、環境負荷を低減した次世代型自動車船として今治造船に LNG(液化天然ガス ※)を燃料とする自動車専用船を発注した。全長約199.9メートル、型幅約37.2メートル、最大積載自動車台数約7,020台、総トン数約73,800トンで船籍は日本、2020年秋頃の竣工を目指して建造を開始している。

川崎汽船は昨今の環境意識の高まりをふまえ、LNG燃料船の実船化に向けた構想を本格化し、環境省及び国土交通省の連携事業である「代替燃料活用による船舶からのCO2排出削減対策モデル事業」の支援も得て、創立100周年を迎えた節目の2019年、これを具体化するに至った。

同社は2015年に環境に関わる長期指針『“K”LINE 環境ビジョン2050〜青い海を明日へつなぐ〜』を策定し、事業活動により生じるあらゆる環境負荷を最小化することを目指している。この長期指針で「CO2排出量の半減」、「燃料の過半を新エネルギーに」という目標を掲げており、今回のLNG燃料船は次世代型環境対応自動車船でこの達成に向けた取組の一環である。


※ LNG燃料
従来の船舶燃料である重油に比べて温室効果ガスであるCO2(二酸化炭素)の排出を25〜30%程度抑え、大気汚染の原因となるSOx(硫黄酸化物)の排出は100%、NOx(窒素酸化物)の排出は80〜90%程度少ない低環境負荷エネルギーとして有力な代替燃料として注目されている

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 環境配慮型施設・設備【内容】