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2019年11月26日

【知 識】ゼンリンデータコムとJR北海道 非GPSのドローン自動飛行を実証実験


ゼンリンデータコムとJR北海道は共同で、非GPS環境のトンネル内でドローンを自動飛行させる実証実験を行った。

JR北海道は、これまで人の目や手で行っていた検査の一部についてドローンを活用することを検討し、試験を行っている。実証実験はJR北海道が徒歩と目視により行ってきたトンネル内の検査や点検の一部に、ドローンを飛行させ撮影した画像を活用する事で、将来的な労働力不足などを見据えた設備の維持管理の効率化、線路内立ち入り機会の減少による作業時の安全性の向上を目的としている。

非GPS環境下での安定飛行には周囲の状況や対象の形状を把握し、その形状を基に自己位置を認識する必要がある。例えばレーザーセンサーやカメラ認識技術を用いて、トンネルの断面形状をリアルタイムに把握し、その瞬間にどの位置にいるかを把握する、といった技術開発が必要とされる。

ゼンリンデータコムは実証実験でドローンの飛行に関する技術サポートを担当し、今後もJR北海道と共同で研究開発していく予定にしている。また将来的にはドローンの撮影画像を活用し、AIによる解析等を行うことも検討する。

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投稿者:gotsuat 09:35| 知識