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2019年11月07日

【物 流】伊予鉄バス 高速バスで貨客混載輸送を総合効率化計画として全国初認定


伊予鉄バスと伊予鉄南予バスが実施する高速バスの空きスペースを活用した貨客混載輸送が、2019年11月1日、国土交通省に総合効率化計画として認定された。

伊予鉄バスは愛媛県八幡浜市と東京都新宿区(バスタ新宿)間で高速バス(オレンジライナーえひめ)を運行している。今回、アップクオリティ、愛媛県と連携し、八幡浜市で生産された果物やジャム、ゼリー、水産加工品などを東京都内の飲食店や直売所へ提供する事業がスタートしたため、高速バスの空きスペースを活用した貨客混載輸送が計画された。

今回の計画は八幡浜市で生産された製品を保冷ボックスに入れ、伊予鉄南予バス鰍ェ管理する八幡浜営業所車庫で伊予鉄バスが運行する高速バスに積載し、旅客と貨物の貨客混載輸送を行う。

果物や水産加工品といった生鮮品の都市部への小口輸送は、従来トラックでの特別積み合せ便輸送を行っていたが、高速バスの空きスペースを活用した貨客混載輸送を行うことで、流通の効率化とともに環境負荷の軽減につながるとしている。また、地方の特産品を都市部へ流通させることによる地域活性化も期待されている。

なお、全国で旅客鉄道やバス、タクシー等のスペースを活用した貨客混載輸送は徐々に広がりを見せているが、今回の取り組みは高速バスを活用した貨客混載輸送として総合効率化計画に全国で初めて認定された。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連