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2019年10月23日

【知 識】西武ホールディングスとAirX ヘリコプター直行便と遊覧飛行の実証実験


西武ホールディングスは、エアモビリティの交通プラットフォームを開発するAirXと協業し、新たなモビリティサービスの実現を見据え、2019年夏の実証実験に続き、同年10月26日から第2弾の実証実験を行う。

第2弾の実証実験は西武ホールディングスの軽井沢プリンスホテルや軽井沢・プリンスショッピングプラザなどが位置する軽井沢で実施される。また、現地での非日常体感型アクティビティとして、遊覧飛行サービスも提供される。

週末を中心に慢性的な交通渋滞が課題となるなか、サービスを利用することにより短時間で目的地に到着できることに加え、快適なリゾートライフと、他では味わえない非日常体験として紅葉で色づく軽井沢の空の旅を堪能できる。さらにチャーター利用時に比べ、一人あたり最大三分の一の料金で提供する。

西武ホールディングスは新規事業を創造するための専門部署「西武ラボ」を2017年4月に設立し、オープンイノベーションによる新規事業創出を進めている。今回の実証実験はオープンイノベーションプログラム「Biz Lab Accelerator 2017」で採択したAirXとの協業により実証実験に取り組み、航空機イノベーションを見据えた次世代交通ビジネスに挑戦する。ヘリコプターでの移動は快適性、速達性に優れるものの、高額である点から敬遠されがちだが、「空をより身近に活用できる世界へ」をミッションに掲げるAirX協力のもと、実証実験第1弾で下田、箱根への直行便を実施した結果、合計36日運航し93名が利用した。第2弾として下田プリンスホテルと同時間の所要時間で、3世代のファミリー層が搭乗可能な5人用機体を運用して、軽井沢便の運航による検証する。また、今後エリアへの直行便だけでなく、ヘリコプターチャーターによる複数拠点を周遊するリゾートホッピング構想(※)に向けた検証を行う。

※ リゾートホッピング構想
ヘリコプターチャーターを活用し、西武グループが保有する宿泊施設等を周遊するトリップツアー構想

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識