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2019年10月23日

【環 境】キリンビバレッジ 門前倉庫を活用し原材料輸送を効率化


キリンホールディングスとキリンビバレッジは、三井倉庫と共同で、門前倉庫(製品の製造工場近隣に設定した原材料倉庫)を活用した原材料輸送をスタートさせる。

製品の製造工場に対して原材料の製造工場や倉庫は、著しく拠点が少ないため長距離の輸送が多い。また、製品の製造工場の計画に合わせて使いたいときに使いたい量の原材料を輸送するため、少ない量の原材料でも長距離輸送するという非効率も常態化している。このような状況を踏まえ、門前倉庫を活用した原材料調達物流の試験運用を開始することで、トラックが確保できないことによる運べないリスクの軽減、輸送効率の最適化を目指す。

令和元(2019)年10月より紅茶葉、乳原材料を対象に、自社工場である湘南工場、滋賀工場を中心に試験運用を開始する。2020年4月には委託工場を含む全国20工場で対象原材料を200種類以上に増やし、本格稼働を予定している。本格稼働後はCO2排出を年間1,000トン以上(削減率約80%)、長距離(100q以上と定義)輸送トラック台数も4,000台以上(削減率約63%)を削減できる見込みであると試算している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】