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2019年10月21日

【物 流】JR貨物 2019年9月 輸送動向


コンテナ貨物は、前年に発生した「平成30年7月豪雨」、「台風21号接近」、「北海道胆振東部地震」等の自然災害が影響したため、全ての品目で前年を上回り、本年実績は1,833千トン(前年比135.8%)となった。

そのうち、積合せ貨物は、各地で鉄道へのシフトが進んでいることもあり、235千トン(同146.3%)となった。また、前年比で最も増加したのは、自動車部品で、東海・九州地区間での新規輸送開始や増税前の駆け込み需要により各社販売好調となり、81千トン(同235.3%)となった。その他、エコ関連物資は、関東地区内の建設発生土輸送が順調に推移し、45千トン(同158.6%)となった。

一方で、紙・パルプは設備不具合が相次いだ影響で235千トン(同117.9%)、食料工業品は清涼飲料水が低調で291千トン(同126.7%)、農産品・青果物等は北海道産生野菜が落ち込んだため198千トン(同129.3%)となり、それぞれ微増となった。

車扱貨物についても、全ての品目で前年比を上回り、734千トン(同109.5%)となった。その中でも、石油が増税前およびサウジアラビア石油関連施設攻撃後の原油価格高騰による 駆け込み需要が重なり、478千トン(同111.2%)と好調な荷動きとなった。その他、セメント・石灰石は132千トン(同105.8%)、車両は73千トン(同110.9%)となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者