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2019年10月18日

【物 流】沖電気工業 自律動作と遠隔操作が可能なサービスロボットを開発


沖電気工業は深刻な社会問題となっている人手不足の解消を目的に、AIエッジ(※1)コンピューターを用いたサービスロボット(※2)コンセプトの試作機として、「AIエッジロボット」を開発した。

AIエッジロボットは、自動動作するロボットと運用センターに配備したコックピットからの遠隔操作を組み合わせることで、一人で多数(10台程度)のロボットを用いて現場業務の遂行を効率的に支援できる。

また、AIエッジコンピューターにより、ロボット自身では対応できない作業環境を認識した場合には、即時に運用センターからの遠隔操作に切り替えることで、サービスを止めずに運用できる。また、俯瞰映像モニタリングシステム「フライングビュー」を搭載しており、運用センターからロボット周囲を俯瞰する映像を確認しながら操作することができる。

さらにAIエッジに音・振動・画像・空間・におい等の多様なセンサーを接続・搭載できるインターフェースを装備して、用途に応じて五感を通じて状況を認識・伝達することで、多様な用途での活用できる

これらの特長から、商品搬送や品出し商品の在庫チェック等といった物流現場での運用にも活用が期待されており、ロボットが止まったとしても遠隔操作が可能なことから、多様な用途に高稼働率で活用することができ、省人化に貢献することが予想される。


※1 AIエッジ
ネットワークの末端、顧客接点などのエッジに配置されたデバイスで動作するAI技術を指す。ロボットは、リアルの世界とデジタルの世界を繋ぐエッジに位置し、そこで動作するAI技術も、AIエッジとなる。

サービスロボット
多様な人と関わり、人とのインタラクションを通じたサービス提供が可能なロボット。産業用ロボットと区別して使われることが多い。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| IT関連