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2019年10月17日

【物 流】NEXCO中日本 新名神高速道路・東海環状自動車道の開通効果を発表


中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)は、2019年3月17日に開通した新名神高速道路(新四日市JCT〜亀山西JCT)、東海環状自動車道(大安IC〜東員IC)の8月度の交通状況および開通効果を同10月10日に発表した。

開通後の2019年8月度の交通状況は、東名阪自動車道から新名神高速道路への交通の転換が徐々に進み、一日あたりの利用台数は52,900台と新名神高速道路の利用割合は44%まで増加した。これにより東名阪自動車道への交通集中が緩和され、10km以上の渋滞はおおむね解消されるとともに20km以上の渋滞は発生していない。

物流面での開通効果として輸送時間の短縮と物流の効率化によるコスト削減が挙げられる。ヒアリング調査によると、新名神高速道路の開通に伴う東名阪自動車道の渋滞緩和によって、三重県内の自動車部品製造企業の愛知県西三河地域への輸送時間が約30分短縮されている。これによりドライバーは十分な休憩時間が取れるようになるとともに、精神的な負担が軽減されたことによって、安全運転に繋がっている。

また小牧市内に物流拠点を置く食品製造企業は、新名神高速道路の開通以前は三重・関西方面への商品出荷時に、東名阪自動車道の渋滞による遅延対策の為に四日市市に倉庫を借りて納品日まで一時保管を行っていたが、開通に伴う渋滞の緩和によって小牧市からの当日輸送が可能となり、車両と保管のコスト削減が図られている。

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投稿者:gotsuat 09:45| その他