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2019年10月09日

【環 境】日本郵船 環境負荷の低いメタノール燃料船を竣工


日本郵船は2019年9月30日、メタノールを燃料とする日本郵船初のメタノール専用船「Takaroa Sun」を現代尾浦造船(韓国)で竣工した。同社はグリーンファイナンスを推進しており、同船の建造費の一部にグリーンローンにより調達した資金を充当した。

Takaroa Sunは、シンガポールの日本郵船グループ会社NYK Bulkship (Asia)が世界最大のメタノール生産会社Methanex(カナダ)の100%出資会社Waterfront Shipping(以下:WFS社)と締結した長期用船契約に基づき、日本郵船グループの船舶管理のもとWES社に貸し出される。

Takaroa Sunの2元燃料主機関は、メタノール使用時に重油と比べて硫黄酸化物排出量を約99%削減することができ、2020年から始まる国際海事機関(IMO)が定めた燃料油中の硫黄分濃度規制の基準値を満たす。また粒子状物質排出量低減に加え、処理装置搭載により窒素酸化物(NOx)排出量を削減し、IMOのNOx3次規制にも対応している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 環境配慮型輸送用機器【内容】