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2019年09月30日

【物 流】IHI AIを活用したピッキングシステムを開発


IHI、IHI物流産業システム(ILM)と米国OSARO社は物流作業におけるピッキングを自動化するOSARO社のAI(深層学習)を用いた物体認識技術を搭載したピッキングロボットや周辺装置を開発した。ILMは更なる研究開発の加速を目的としOSARO社と日本・東南アジア地域における優先パートナー契約を締結し、同システムの販売を開始する。

同システムは深層学習による物体認識技術の活用が特徴で、食品・化粧品・電子部品・衣料など様々な形の商品を2次元ビジョンカメラで認識し、商品の大きさや形状に適したハンドリングツールを用いてケースからピッキングした後、出荷容器に投入する。その他に、商品の表面が光の反射で見にくい又は見る角度で図柄の見え方が異なる様な場合でも認識が可能。商品の認識率を30%から80%まで大幅に改善した。同システム活用により、人手に依存してきたピッキング作業が自動化され、夜間などの時間帯で活用することで、生産性の向上を可能にする。

ILMは、このシステム以外にも深層学習を活用し事前の画像登録・ティーチングが不要の荷おろしシステムを製造・販売しており、今後も配送センターにおける更なる自動化・省人化のため、ロボットや自動倉庫システムなど、総合物流ソリューション提供に取り組む。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| IT関連