<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年09月30日

【知 識】楽天と西友 UGVを活用した一般利用者向け配送サービスを国内初実施


楽天と西友は一般利用者からの注文を受け、神奈川県横須賀市内の「西友 リヴィンよこすか店」から港湾緑地「うみかぜ公園」へ自動走行ロボット(UGV:Unmanned Ground Vehicle)を活用して商品を配送するサービスを、2019年9月21日から10月27日の約1カ月間実施している。一般利用者を対象とした自動走行ロボットによる商用配送サービスは、国内で初めて実施される。

「うみかぜ公園」は、楽天と西友が2019年7月より横須賀沖の猿島に向けて行っているドローン商用配送サービスの商品を提供する「西友 リヴィンよこすか店」に隣接している。バーベキューやピクニックなどを目的に公園を訪れた一般利用客はスマートフォンの専用アプリから、「西友 リヴィンよこすか店」で取り扱う、生鮮品を含む食材や飲料、救急用品など約400品目の商品を注文することができる。楽天の自動走行ロボットが利用客に選択された時間と公園内に設けられた受け取り場所に配送する。

今回の取り組みは横須賀市が推進するスマートモビリティ(賢い移動運搬手段)を活用した新規ビジネス創出や社会的課題解決を目指す「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」の一環として実施される。

自動走行ロボットの本格的な社会実装に向け政府は、2019年度内に官民による協議会の立ち上げや公道上での実証を実現するための基準策定などを予定している。楽天は早期に一般利用者が自動走行ロボットの利便性を体感できる機会を設け、自動走行ロボットによる配送の実績を重ねることで、公道を含む様々な場所におけるサービスの本格実現を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識