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2019年09月27日

【流 通】カネカ 高性能太陽電池パネルをセブン−イレブン・ジャパンの実証実験に提供


カネカはセブン−イレブン・ジャパンの再生エネルギー100%の店舗運営に関する実証実験に発電効率を大幅に高めた太陽光パネルを提供する。実証実験はセブン−イレブン・ジャパンと神奈川県の「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」(※1)、またセブン&アイグループの「環境宣言」に基づく取り組みとして実施される。

実証実験に使用する太陽電池はヘテロ接合技術(※2)を用いることで、良好な発電効率と温度特性(※3)を持ち、さらに両面受光構造(※4)により裏面での発電が可能で、高い発電量が得られる。実験を通じてセブン−イレブン・ジャパンと共にCO2排出量削減に貢献する。

カネカは「カネカは世界を健康にする」という考えのもと「環境・エネルギー」、「食糧」、「健康」の社会的な3つのクライシスに対し、ソリューションプロバイダーとしてグローバルに価値を提供している。既にセブン&アイグループの環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』の取り組みの一環として100%植物由来であり、幅広い環境下で生分解性を有する「カネカ生分解性ポリマーPHBH(R)」を用いた各種製品の開発を進め、第一弾としてセブンカフェ用のストローが2019年8月より高知県内のセブン‐イレブンで試験導入されている。


※1 「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」
SDGsの達成に向け相互に連携して取り組むことにより神奈川県内各地域における、より一層の活性化に資することを目的に、セブン&アイ・ホールディングスと神奈川県が締結した協定

※2 ヘテロ接合技術
物性の異なる半導体材料を接合する技術。実証実験に使用する太陽電池は発電特性を低下させるシリコン基板表面の欠陥を、カネカが開発した高品質のアモルファスシリコンを用いたヘテロ接合技術により抑制することで良好な発電効率と温度特性を実現させている

※3 温度特性
太陽電池の温度変化に対する発電量の変動の程度を表す特性。最も普及が進む結晶系シリコン太陽電池の中ではヘテロ接合型が優れた温度特性を示すことが知られている

※4 両面受光構造
太陽光パネルの両面で発電するもので、太陽光が直接照射される太陽光パネル表面だけでなく、パネル裏面に入る光も活用して発電し、発電量を増加させる

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 環境