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2019年09月18日

【物 流】JR貨物 2019年8月輸送動向


JR貨物は2019年8月輸送動向を発表した。同月は前年に発生した「平成30年7月豪雨」の影響により、コンテナ全体で1,578千トン(前年実績:1,263千トン)、前年比125.0%となった。

コンテナで増加が目立った各品目を見ると鉄道へのシフトが進んでいる積合わせ貨物では222千トン(前年実績:161千トン、前年比138.1%)、紙・パルプは中国・九州地区に生産拠点が多く存在することから211千トン(前年実績:175千トン 前年比:121.0%)、自動車部品は東海・九州地区間で新規輸送の開始もあったため、64千トン(前年実績:32千トン)、前年比:198.3%と倍増した。

食料工業品に関しては、飲料各社の生産体制の変更や、前月の低温の影響を受け送減したが、菓子・ビール類の九州向けの出荷が増加したことにより264千トン(前年実績:242千トン、前年比:109.1%)となっていた。その他の項目でも前年を上回る結果が見られた。しかし、盆休期が長期連休となり稼働日が減少したことによって期間中の発送が落ちたことが影響したため、コンテナ全体が前年比125.0%にとどまった。

車扱では梅雨明けの気温上昇に伴い、ガソリンの需要が好調となったものの前年より微減したほか同月上旬の台風接近の影響でセメントの在庫過多が発生しセメント・石灰石の品目が121千トン(前年実績:134千トン)、前年比90.7%となった影響もあり車扱全体で732千トン(前年実績:736千トン)、前年比99.4%となった。

コンテナ・車扱の合計では、2,310千トン(前年実績:1,999千トン)、前年比115.6%となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者