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2019年08月28日

【知 識】横浜市大、東京藝大、アステラス製薬 Health Mock Lab.発足


横浜市立大学、東京藝術大学とアステラス製薬はゲーミフィケーションを用いた新たなデジタルヘルスケアソリューションの創出・実用化を目指し、 者間の産学連携のバーチャルな枠組みとして「Health Mock Lab.」を発足させた。

ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素をサービスやシステムに応用し利用者のモチベーションや満足度を向上させる手法で、ヘルスケアの分野においても近年、ゲームの要素を取り入れて社会的課題を解決するサービスが注目を集めている。

Health Mock Lab.では、いずれかの当事者から提案されたアイデアについて、横浜市立大学が医学的な視点、東京藝術大学がゲーミフィケーションの視点、アステラス製薬がビジネスの視点から、共同でスクリーニングとブラッシュアップを行い、実用化の対象となるアイデアを選出する。選出されたアイデアについて、3者は研究開発、試作品の制作や実証試験など実用化に向けた取り組みを進めていく予定にしている。

横浜市立大学は、2018 年に医科学研究機関内では世界で初めてとなるクリエイティブ研究拠点「コミュニケーション・デザイン・センター(YCU−CDC)」を先端医科学研究センター内に開設した。YCU−CDCでは新たなアイデアやテクノロジーを活用して医療に実装するために、従来の医療の手法だけでなく、デザイン・アートなどのクリエイティブ手法を取り入れた研究を進めている。東京藝術大学大学院映像研究科は2019 年度からゲームコースを開設した。アニメーションにおける世界観の構築やインタラクティブ・メディア(※)の応用など、これまでに培った基盤を活かしたゲーム研究を行い、産業界との連携も積極的に行っている。

※ インタラクティブ・メディア
リアルタイムに情報のやり取りができる対話型・双方向型メディア

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識