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2019年08月20日

【流 通】GSK 狂犬病ワクチン「ラビピュール筋注用」発売


グラクソ・スミスクライン(以下 GSK)は、狂犬病ワクチン「ラビピュール筋注用」(一般名:乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチン 以下 ラビピュール)を発売した。

ラビピュールは狂犬病の予防及び発病阻止の効能・効果で、2019年3月26日付で厚生労働省より製造販売承認を取得し、同5月22日に薬価収載された。狂犬病の発病阻止(曝露後免疫)の目的で使用した場合にのみ保険給付される。

ラビピュールは、ニワトリ胚初代培養細胞を用いた細胞培養由来狂犬病ワクチンで、狂犬病の曝露前免疫(狂犬病の予防)と曝露後免疫(狂犬病の発病阻止)に、筋肉内注射で投与する。1984年12月にドイツで初めて承認されて以来、米国で1997年に承認後、2018年7月現在、世界70カ国以上で承認されている。

狂犬病はイヌだけでなく、ネコやコウモリなどの他の哺乳類からも感染し、有効な治療法が確立されていないため、いったん発症するとほぼ100%が死亡する。日本は狂犬病清浄国であり、長い間国内での感染例は報告されていなかったが、世界では年間5〜6万人が死亡しており、うち3万人以上はアジア地域が占めている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通