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2019年08月08日

【物 流】ドライバーの異常時に自動で退避するシステムについてのガイドライン策定


国土交通省は、一般道でドライバーの異常により運転が困難になった際に、自動運転技術を活用して、交差点等での停止を回避しながら路肩に自動車を寄せて停止させる、ドライバー異常時対応システムのガイドラインを策定した。

近年、ドライバーの異常に起因する事故が年間200〜300件発生しており、国土交通省では「先進安全自動車(ASV)推進検討会」において開発等の指針について検討し、2016年に基本型のドライバー異常時対応システム、2018年の発展型(路肩等退避型)の高速道路版のガイドラインを策定したことに続き、ドライバー異常時対応システム発展型(路肩等退避型)の一般道路版のガイドライン策定を行った。

ドライバー異常時対応システムは、急病等によりドライバーが安全に運転できない状態に陥った時に、押しボタン方式や自動検知方式にて自動車がドライバーの異常を感知する機能で、基本型のガイドラインでは車線内走行させる機能や減速停止させる機能、発展型(路肩等退避型)の高速道路版のガイドラインでは車線変更させる機能や道路幅に寄せる機能について開発等に関する指針が示された。

今回のガイドラインは、一般道においてドライバーの異常により運転の継続が困難になった場合に、交差点等での停止を回避し可能な限り路肩に寄せて停止するシステムについて、開発等の指針を示したもので、停止回避場所を避ける機能は今回新たに追加された機能となっている。

自動車メーカーにおいては、今回のガイドラインに基づいて技術開発が行われ、同様のシステムを搭載した車両の早期導入が期待されている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連