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2019年08月09日

【アジア】MHPS ウズベキスタン・エネルギー省と火力発電所の運転・保守支援で協業

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、ウズベキスタン共和国のエネルギー省ならびに三菱商事と、火力発電所の運転および保守を支援する包括サービスメンテナンスプログラム(CSMP:Comprehensive Service and Maintenance Program)に関する協議を前進・加速化させていくことで合意し、覚書(MOU:Memorandum of Understanding)に調印した。両国の貿易・経済発展促進を目的に東京で開催された「第15回日本ウズベキスタン経済合同会議(※)」における合意事項の一つで、2018年10月25日に開催された第14回日本ウズベキスタン経済合同会議にて締結したMOUを前提にさらなる推進を確認した。

今回のMOUのテーマであるO&M(運転・保守)技術向上に向けたCSMPは、MHPSが設備を供給したウズベキスタン発電公社(旧ウズベクエネルゴ)が運営するナヴォイ(Navoi)、ならびに現在建設中のナヴォイ2(Navoi2)、トゥラクルガン(Turakurgan)の両発電所を対象としている。各発電所のガスタービンに対して部品供給や定期検査向け技師派遣を行うとともに、同公社の技術者にIoTを利用したO&Mに関するトレーニングを通して質の高いO&M技術を提供し、将来的には同公社技術者によるガスタービンのO&M技術向上を目指す。

ウズベキスタン発電公社は石炭、石油、天然ガスを燃料とする電力事業を展開して、同国内のほぼすべての電力をまかなっている。同公社が保有する電力設備容量は1,210万kWに達しており、MHPS製の設備は建設中のものを含め同容量の20%を占める。


※ 日本ウズベキスタン経済合同会議
1994年に設立された日本ウズベキスタン経済委員会により運営されている。両国政府要人が参加して、両国間の貿易・投資拡大などを協議する

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア