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2019年07月29日

【環 境】アサヒグループHDの「ビール酵母細胞壁」由来肥料 甲子園球場が採用


アサヒグループホールディングスは、2019年に「環境ビジョン2050」を策定し、2050年までに事業活動における環境負荷ゼロ(ニュートラル)を目指すとともに、アサヒグループの独自技術や知見を生かした新たな環境価値創出(プラス)に挑み、持続可能な社会への貢献を目指す。

アサヒグループホールディングスは新たな環境価値創出(プラス)の1つとして、ビール醸造の副産物である「ビール酵母細胞壁」を活用した農業資材事業を展開している。今回、アサヒバイオサイクルが販売するビール酵母細胞壁を活用した農業資材(肥料)が、阪神電気鉄道が運営する阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)のグラウンドの管理運営事業を担う阪神園芸に芝の肥料として採用された。

採用された農業資材は食品由来の安全・安心な資材であり、植物の根の成長促進や免疫力の向上に対する効果が実証されており、芝の品質向上や農薬や化学肥料の使用量の低減に役立つものとして、すでに全国各地のゴルフ場でも使用されている。ゴルフ場の事例では、芝が強くなることにより管理作業が低減し、温室効果ガスの排出量が削減されると計算されている。

阪神甲子園球場のグラウンドには天然芝が用いられており、選手がケガを気にせずベストコンディションでプレーできるように一年を通じて高品質なグラウンド管理がされている。ビール酵母細胞壁由来の農業資材(肥料)を使用することで、芝が強く均一化されイレギュラーなどが起こりにくくなることや、芝の根が全体にしっかりと張ることでクッション性が高くなり選手の体への負担が軽減されることなどが期待されている。

また、阪神甲子園球場では環境に優しい球場を目指しており、様々な環境対策に取り組んでいる。今回の農業資材(肥料)の使用によりさらなる環境負荷の低減が期待されている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】