<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年07月23日

【環 境】JFEエンジニアリング ごみ焼却炉の完全自動運転を実現


JFEエンジニアリングは廃棄物処理施設で最も重要な設備であるごみ焼却炉の操業の完全自動運転を国内で初めてを実現した。

廃棄物処理施設は自動燃焼制御装置(ACC)により焼却炉の安定的な操業が行われている。しかしながら、大きさ・形状・材質等がまちまちなごみが投入される焼却炉では、燃焼状態もさまざまに変化するため、廃棄物処理施設の中央制御室やJFEエンジニアリングのグローバルリモートセンターから運転員による監視を行い、必要に応じた介入操作が欠かせなかった。

JFEエンジニアリングはACCの高度化と共に、運転員が行う介入操作を自動化するシステムの開発に取り組んできた。そして、2018年10月より新潟市新田清掃センターで、このシステムを適用した実証運転を開始し焼却炉の完全自動運転を実現した。

完全自動運転では運転員による介入操作を100%削減し、この状態を2週間以上継続した。この期間中は従来以上の安定燃焼が確認でき、ボイラからの蒸気発生量の安定性も向上した。これにより発電量の増加にもつなげることが出来るようになる。今後も同システムによる運転を継続し、長期にわたる安定性を確認すると共に、商品化を進め、JFEエンジニアリングが納入した施設や新規施設へ拡大を図る。

JFEエンジニアリングは焼却炉に続き、プラント全体の自動運転を目指してこの先進的な取り組みを継続し、豊富な知見と最先端の技術で循環型社会の形成及び環境保全へ貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】